ひまわり荘(令和5年度)

評価概要

法人名
株式会社メーティス
評価期間
2023年4月15日から2023年9月26日
事業者の理念・方針、期待する職員像
事業者が特に力を入れている取り組み
サービス分析結果
利用者保護に関する項目
利用者調査結果

特に良いと思う点

健康管理体制の整備により、医療依存の高い利用者への支援を可能としています
複数名の看護職員配置、法人内訪問看護ステーションの利用など健康管理体制が整備されており、医療依存の高い利用者への支援を可能としています。利用者個別の生活状況や健康状態を共有することで一体感のある支援が実現しており、特に服薬管理については最重要の支援の一つとして位置づけ、看護師による配薬と服薬チェック、医療機関使用の専用カートでの保管など注力がなされています。
「コアサービスとして」・「利用者が安心できる家庭として」存在しています
入居者の多くが法人内の日中活動支援事業所・訪問看護ステーションを利用しており、方針を共有しながら一体的支援を実施しています。職員間、ホーム間、法人内で情報が共有できるようデジタルツールが活用されており、密なる連携をもってサポートが展開されています。中でもグループホームはコアサービスとして位置づけられており、利用者がほっと安心できる・くつろげる家庭として存在しています。
蓄積されたノウハウ・意思疎通を図るための熱意が困難を可能としています
意思を表明することが困難な利用者に対しても独自のコミュニケーション方法があると考え、利用者の特性に合わせたコミュニケーションとなるよう努めています。日々の生活や支援の中で非言語行動の観察と感情表出の考察に注力し、職員間での共有をもって支援への反映に取り組んでいます。利用者の深部について理解するためには数年にわたるケースもあり、行動習慣・日々のルーティンを掘り下げた支援実践、蓄積されたノウハウ、意思疎通を図るための熱意が困難を可能としています。

さらに改善が望まれる点


余暇支援再開・健康管理体制緩和等潤いのある生活を取り戻していくことを目標としています
新型コロナウイルスの分類変更に伴い、外出など利用者の余暇支援の再開を検討しています。また日々の健康管理体制についても緩和し、利用者が潤いのある生活を取り戻していくことを目標としています。まだまだ予断を許さない状況が続く中、ウィズコロナとして衛生とのバランスを図りながら利用者の生活充実を果たしていくことを使命として認識しています。
入居までのプロセスを動画にするなど更なる拡充を目指しています
法人ホームパージには各ホームついての写真や概要が掲載されており、アクセス等については動画をみられるよう様々な工夫がなれています。今後は、入居希望者等から「入居までのプロセスがわかりづらい」という意見を踏まえ、説明用動画の作成とアップを検討しており、更なる充実を目指しています。
情報の利用者個別での一元化・新入職員の業務理解について方法・手段の検討をしています
利用者の状況・変化への対応に留意しており、現在「メール等にて職員に周知・蓄積」・「サービス実績の記録、会議の実施等により提供するサービス検証」がなされています。これらの情報を利用者個別に一元化していくシステムや作業および新入職員の業務理解への必要性を認識しており、方法・手段の検討をしています。