株式会社シーサポートは、福祉サービス第三者評価、社会的養護関係施設第三者評価、地域密着型サービス外部評価の評価機関です。
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さいたま市立三橋放課後児童クラブ
◇特に評価の高い点
- 児童センターの併設、充実した庭や図書など恵まれた環境を活かした活動がなされています
児童センター・シニア憩いの家が併設されていることから乳児から高齢者の方々まで触れ合う機会を有しており、様々な出会いや遊びを通して貴重な経験を積む機会を子どもたちに与えています。また庭・体育館など恵まれたスペース、時にリラックスして過ごすことができる図書室など子どもたちが放課後のひと時を楽しく・自発的に過ごすことができる環境が整えられています。
- 職員との関わりを重視した支援と指導に取り組んでいます
日々の業務・支援日誌には、「職員とのかかわりについて記載する欄」が設けられていることからも、職員との関係性を重視した支援と運営がなされていることが理解できます。子どもたちの良いところについては日常の中で流されてしまいがちであるため、事故防止のための「ヒヤリハット」だけでなく、子どもたちのいいことやかわいいところを書き留めておく「にやりほっと」を記録するようにするなど独自の工夫した取り組みにより子どもたちの成長を見守っています。
- ロックソーラン節の披露など多様かつ工夫した取り組みがなされています
「ロックソーラン節」を地域の催しにて年に4回披露するなど地域との交流が積極的になされています。また保護者・児童の要望から児童センターで行った遊びを取り入れたり、班活動により集団での役割分担を学んだりと多様な活動もなされています。クラブ全体と一人ひとりの子どもたちを見る双方の視点を大事にした支援ができるよう職員の細やかな支援がなされています。
◇特にコメントを要する点
- 「保護者との連携」について法人による検討がなされており、その反映が期待されます
「保護者との連携」については法人において設置された専門研究部会にて分析・検討が進められています。保護者も巻き込んだ行事や懇談会の実施、集団としての意識の醸成など討議をへて慎重な検討がなされています。これらを踏まえ、当クラブにおいても保護者の負担や希望に配慮しながら反映した運営に取り組んでいくことが期待されます。
- 避難訓練への「児童の慣れ」の解消が望まれます
地震・火事は無論、不審者対応や竜巻などあらゆる想定での毎月の避難訓練が実施されており、結果と反省を伴う記録も残されています。その中で学校での訓練も含め頻繁に行われるがゆえの「慣れ」について危惧をしており、他のクラブや学校も同じ悩みを抱えていると考えられるため、共通の課題として取り上げていくことが望まれます。
◇第三者評価結果に対する事業者のコメント
今回、第三者評価を受審したことで、放課後児童クラブの業務を一つひとつ見直すよい機会となりました。今後は、ご指摘いただいた事項の改善に努め、さらなるサービスの向上に向け、職員全員で取り組んでいきたいと思います。 これからも、放課後児童クラブの基本方針である「共に育て、共に育ち、笑顔あふれる放課後児童クラブを目指して」保護者の皆様と連携を取りながら、子どもたちが放課後児童クラブで楽しく生活できるよう運営してまいります。
ひまわり荘
◇評価概要
*法人概要 : 株式会社メーティス
*事業所名称 : ひまわり荘(事業所番号1121000192 現地調査をしたユニット ひまわり荘・すずらん荘・しらゆり荘・あじさい荘)
*評価期間 : 2020年7月6日から2020年9月15日
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特によいと思う点
- 法人内事業所・ホーム間の連携により一体感のある支援が実現しています
利用者のほぼ全数が法人内の日中活動支援事業所・訪問看護ステーションを利用しており、方針を共有しながら一体的支援を実施しています。職員間、ホーム間、法人内で情報が共有できるようデジタルツールが整備されており、密なる連携が実践されています。法人として一体的なサポートを実施することにより医療依存の高い利用者への支援を可能としており、利用者個別の生活状況や健康状態を共有することで一体感のある支援が実現しています。
- スケールメリットを活かし、個性の尊重と快適な環境形成に努めています
個別支援計画は、ホームの方針である「個性の尊重」をこころがけながら目標の設定がなされており、利用者がもつ能力や特性を活かし、生活を楽しめることを方針としています。障害特性や個性は様々であり、利用者の移動や配置の工夫がなされるなど複数の寮を運営するメリットを活かし、利用者それぞれが快適に生活できる環境を整えています。
- 利用者の安全を第一に考えたうえで活動や生活を構築しています
利用者の心身の安全・財産に危害や損害が与えられないかどうかを活動・生活の判断基準としており、先ず利用者の安全を第一に考え、その上で利用者の主体性を尊重した活動を見守っています。今冬からの新型コロナウィルスへの対応についてもその方針を踏襲し、衛生と健康の確保に努めています。利用者の興味のあることで声かけをするよう心がけており、特に利用者の生活の中での楽しみである食事については好みを反映するなど取り組んでいます。
さらなる改善が望まれる点
- 終末期の支援体制について説明・医療との連携を進める意向をもっています
利用者の高齢化が進んでおり、終末期支援に対する要望の高まりを実感していlまる。制度間の橋渡しをする必要を認識しており、法人全体としてどのように進めていくかの検討がなされています。終末期支援の指針作成、入居時の説明について文書等の策定を想定しており、更に訪問看護ステーションの連携を進める意向をもっています。
- 就労体験の受け入れなど地域社会への貢献を課題としています
透明性が高く、地域社会への貢献を法人のモットーとしており、グループホームにおいては利用者の生活の場であることからボランティアの受け入れにあたっては、慎重さを要するものの今後の課題として受け止めています。学校の就労体験の受け入れ等を進めていく意向をもっており、差別や偏見解消の一助となることを願っています。
- 付帯業務の標準化と支援内容検証時期の特定を目標としています
サービス実績の記録、会議の実施等により提供するサービスの検証がなされています。今後は清掃等利用者の個別支援以外の業務を整理していくことを課題としており、また必要に応じ都度支援内容の見直しはしているものの、時期を決めて検証を図っていくことを目標としています。