評価概要
- 法人名
- 株式会社メーティス
- 評価期間
- 2020年7月6日から2020年9月15日
- 事業者の理念・方針、期待する職員像
- 事業者が特に力を入れている取り組み
- サービス分析結果
- 利用者保護に関する項目
- 利用者調査結果
- 事業者が特に力を入れている取り組み
特に良いと思う点
- 法人内事業所・ホーム間の連携により一体感のある支援が実現しています
- 利用者のほぼ全数が法人内の日中活動支援事業所・訪問看護ステーションを利用しており、方針を共有しながら一体的支援を実施しています。職員間、ホーム間、法人内で情報が共有できるようデジタルツールが整備されており、密なる連携が実践されています。法人として一体的なサポートを実施することにより医療依存の高い利用者への支援を可能としており、利用者個別の生活状況や健康状態を共有することで一体感のある支援が実現しています。
- スケールメリットを活かし、個性の尊重と快適な環境形成に努めています
- 個別支援計画は、ホームの方針である「個性の尊重」をこころがけながら目標の設定がなされており、利用者がもつ能力や特性を活かし、生活を楽しめることを方針としています。障害特性や個性は様々であり、利用者の移動や配置の工夫がなされるなど複数の寮を運営するメリットを活かし、利用者それぞれが快適に生活できる環境を整えています。
- 利用者の安全を第一に考えたうえで活動や生活を構築しています
- 利用者の心身の安全・財産に危害や損害が与えられないかどうかを活動・生活の判断基準としており、先ず利用者の安全を第一に考え、その上で利用者の主体性を尊重した活動を見守っています。今冬からの新型コロナウィルスへの対応についてもその方針を踏襲し、衛生と健康の確保に努めています。利用者の興味のあることで声かけをするよう心がけており、特に利用者の生活の中での楽しみである食事については好みを反映するなど取り組んでいます。
さらに改善が望まれる点
- 終末期の支援体制について説明・医療との連携を進める意向をもっています
- 利用者の高齢化が進んでおり、終末期支援に対する要望の高まりを実感していlまる。制度間の橋渡しをする必要を認識しており、法人全体としてどのように進めていくかの検討がなされています。終末期支援の指針作成、入居時の説明について文書等の策定を想定しており、更に訪問看護ステーションの連携を進める意向をもっています。
- 就労体験の受け入れなど地域社会への貢献を課題としています
- 透明性が高く、地域社会への貢献を法人のモットーとしており、グループホームにおいては利用者の生活の場であることからボランティアの受け入れにあたっては、慎重さを要するものの今後の課題として受け止めています。学校の就労体験の受け入れ等を進めていく意向をもっており、差別や偏見解消の一助となることを願っています。
- 付帯業務の標準化と支援内容検証時期の特定を目標としています
- サービス実績の記録、会議の実施等により提供するサービスの検証がなされています。今後は清掃等利用者の個別支援以外の業務を整理していくことを課題としており、また必要に応じ都度支援内容の見直しはしているものの、時期を決めて検証を図っていくことを目標としています。