さいたま市立三橋放課後児童クラブ

評価概要

基本調査票
評価結果詳細

特に評価の高い点

児童センターの併設、充実した庭や図書など恵まれた環境を活かした活動がなされています
児童センター・シニア憩いの家が併設されていることから乳児から高齢者の方々まで触れ合う機会を有しており、様々な出会いや遊びを通して貴重な経験を積む機会を子どもたちに与えています。また庭・体育館など恵まれたスペース、時にリラックスして過ごすことができる図書室など子どもたちが放課後のひと時を楽しく・自発的に過ごすことができる環境が整えられています。
職員との関わりを重視した支援と指導に取り組んでいます
日々の業務・支援日誌には、「職員とのかかわりについて記載する欄」が設けられていることからも、職員との関係性を重視した支援と運営がなされていることが理解できます。子どもたちの良いところについては日常の中で流されてしまいがちであるため、事故防止のための「ヒヤリハット」だけでなく、子どもたちのいいことやかわいいところを書き留めておく「にやりほっと」を記録するようにするなど独自の工夫した取り組みにより子どもたちの成長を見守っています。
ロックソーラン節の披露など多様かつ工夫した取り組みがなされています
「ロックソーラン節」を地域の催しにて年に4回披露するなど地域との交流が積極的になされています。また保護者・児童の要望から児童センターで行った遊びを取り入れたり、班活動により集団での役割分担を学んだりと多様な活動もなされています。クラブ全体と一人ひとりの子どもたちを見る双方の視点を大事にした支援ができるよう職員の細やかな支援がなされています。

特にコメントを要する点

「保護者との連携」について法人による検討がなされており、その反映が期待されます
「保護者との連携」については法人において設置された専門研究部会にて分析・検討が進められています。保護者も巻き込んだ行事や懇談会の実施、集団としての意識の醸成など討議をへて慎重な検討がなされています。これらを踏まえ、当クラブにおいても保護者の負担や希望に配慮しながら反映した運営に取り組んでいくことが期待されます。
避難訓練への「児童の慣れ」の解消が望まれます
地震・火事は無論、不審者対応や竜巻などあらゆる想定での毎月の避難訓練が実施されており、結果と反省を伴う記録も残されています。その中で学校での訓練も含め頻繁に行われるがゆえの「慣れ」について危惧をしており、他のクラブや学校も同じ悩みを抱えていると考えられるため、共通の課題として取り上げていくことが望まれます。


第三者評価結果に対する事業者のコメント


今回、第三者評価を受審したことで、放課後児童クラブの業務を一つひとつ見直すよい機会となりました。今後は、ご指摘いただいた事項の改善に努め、さらなるサービスの向上に向け、職員全員で取り組んでいきたいと思います。 これからも、放課後児童クラブの基本方針である「共に育て、共に育ち、笑顔あふれる放課後児童クラブを目指して」保護者の皆様と連携を取りながら、子どもたちが放課後児童クラブで楽しく生活できるよう運営してまいります。