- 法人名
- 株式会社エイチツー
- 評価期間
- 2025年8月5日から2025年11月17日
- 評価詳細
- 事業者の理念・方針、期待する職員像
- 事業者が特に力を入れている取り組み
- サービス分析結果
- 組織マネジメント分析結果
- 利用者調査結果
特に良いと思う点
- インクルーシブ・家庭的・少人数による細やかな援助を可能とする保育が実践されています
- インクルーシブ・家庭的・少人数による細やかな援助を可能とする職員配置が実現しており、特に看護師については常勤・非常勤あわせて3名の配属をもって子どもたちの安全確保への体制が整備されています。理念に掲げるインクルーシブな保育として、文化や習慣の違いに対してあたたかな姿勢をもって共同生活を見守り、配慮の必要な子どもに対しては、「行動支援表」と題し、行動・背景・必要なスキル等を整理し、支援の具体化と振り返りをもって保育にあたっています。
- 「子どもたちのウェルビーイング」、「カリキュラムの適切さ」を考慮し、環境の形成が進められています
- 専科講師により「英語であそぼう」、「音楽で遊ぼう」、「体操であそぼう」と題された活動がそれぞれ月に4回実施されており、子どもたちが貴重な体験を通して関心や興味をふくらませていけるプログラムを提供しています。各種計画からは、子どもたちの発達を理解し、無理なく、健やかな成長を支援できるよう働きかける援助を理解することができます。各種計画の中でも「子どもたちのウェルビーイング」、「カリキュラムの適切さ」などが考慮されており、管理職・職員が一緒に考えながら環境の形成が進められています。
- 培った信用により、地域に密着した保育と運営が実現しています
- 地域に長らく暮らす・勤める管理職のもと開園がなされており、地域に密着した保育と運営が実現しています。自園だけで完結し、小さくまとまるのではなく、社会の求めに応じて調和していく姿勢をもって地域に根差した運営と社会資源の活用が実践されています。次代を担う若者への育成協力、連携園とは災害時協力、社会資源の活用など運営者・職員の尽力のもと交流がなされており、地域から信頼される園として認知されています。
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さらに改善が望まれる点
- エビデンスに基づく、戦略的経営に臨む意向をもっています
- 年度の事業計画が策定されており、中長期の展望も持ち合わせています。専門的知識の研鑽を継続しており、専門家のアドバイスを取り入れる・SWOT分析を活用することを進め、エビデンスに基づく運営の実践を目標とし、戦略的経営に臨む意向をもっています。
- 培った専門性を地域ニーズへの貢献に果たしていくことが視野に入れられています
- 地域と共に歩んできた本園の活動についてもさらなる広がりを思案しています。これまでに培った、配慮や医療ケアの必要な子どもへの保育経験を活かし、ソーシャルワークを意識した支援を検討対象としています。児童発達支援、放課後デイサービスなど地域のニーズに対する貢献をしていくことは本園にとって必然や使命ともいえます。
- ICTを取り入れた絵本作成のアイディアがあたためられています
- 子どもたちの成長にとって大切なこととして、思考力、実行力、人と協力する力、知的好奇心、コミュニケーション能力、困難にたち向かう力をかかげ、成長の基礎をつかさどる保育の実践に努めています。ICTを取り入れた絵本作成のアイディアがあたためられており、完成と子どもたちへの披露が待たれます。