ホームクラリスさんせい(令和7年度)

法人名
株式会社ソーシャルケア
評価期間
2025年3月15日から2025年5月20日
評価詳細
事業者の理念・方針、期待する職員像
事業者が特に力を入れている取り組
サービス分析結果
利用者保護に関する項目
利用者調査結果

特に良いと思う点

職員の強味を活かすマネジメントが先進的な取り組み・細かな支援への基盤となっています
利用者の要望や意思を正確に把握する必要性を認識しており、在籍の長い職員により余裕をもちながら細かなことに気づけるケアを実施しています。利用者の好きなことや興味のあることをタイムリーに把握し、趣味や日中活動に興じられるよう環境を形成しています。特性の違う利用者に対して職員の強味を活かすマネジメントが一貫して行われ、先進的な取り組みへの基盤となっています。

関係各所との連携・活用により多様な生活を実現する仕組みが作られています
これまでに培ったノウハウや人脈を活用し、多くの情報を提供できる仕組みとなっています。法人グループ内に特性や地域性が違うグループホームおよび相談支援事業所を有しており、利用者・家族が選択肢をもてる環境を形成しています。家族との密なる関係性・就労への取り組み・外部機関の活用など利用者の希望を考慮し、多様な生活を営めるよう相談・提案に努めています。

利用者が安心して過ごすための住処の提供が実現しています
看護師が常駐しており、医療依存が高い利用者に対して小さな変化に気づき対応できる体制が構築されています。24時間を通して利用者の健康状態を把握し、健やかに生活ができるよう管理と支援に取り組んでいます。また通院同行等により、医療機関・家族等に対しても利用者の日常生活・健康状態・変化等を報告し、利用者が安心して過ごすための住処の提供が実現しています。
 

さらに改善が望まれる点

慣れや習慣を排除し、職員同士が相互に気遣える体制へとステップアップさせる意向をもっています
業務支援ソフトなどICTの導入により業務の効率化が果たされた結果、職員間のコミュニケーションの減少を認識しています。利用者への声掛けや意思を保障した支援については特に留意に努めており、慣れや習慣を排除し、職員同士が相互に気遣える体制へとステップアップさせる意向をもっています。

個別支援計画を中心に職員間のケア方針の統一を図ることを目標としています
利用者・家族の意向を踏まえた個別支援計画策定に努めており、細かなケア・利用者の特性に沿った支援ができるよう取り組んでいます。在籍の長い職員による感覚や経験に頼った支援だけでなく、個別支援計画を中心に職員間のケア方針の統一を図ることを目標としています。

地域推進会議の開催について参加者・開催方法の検討を始めています
開設より医療依存度の高い方々の入居、関係機関との連携など先進的取り組みがなされており、「地域の一員として生活するとは何か」について日常生活支援型共同生活援助として一つの答えを導き出しています。今年度より地域推進会議の開催が義務化されており、家族、行政、地域代表等々の招待や開催方法の検討を始めています。